予防接種 Vaccination

婦人科予防接種の種類と効果|上野駅前婦人科クリニック

上野駅前婦人科クリニックの院長監修!子宮頸がんワクチン、麻疹、風疹、ムンプス予防接種の効果とは?

上野駅前婦人科クリニックでは、子宮頸がんを始めとする女性特有の疾患や、妊娠中に感染すると胎児に影響を及ぼす病気を未然に防ぐため、女性の予防接種を推奨しています。

当クリニックでは、2種類の子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のほか、麻疹と風疹、MRワクチン(麻疹・風疹混合)、ムンプスワクチン(おたふくかぜ)の予防接種が可能です。

いずれも女性のお身体を守る大切なワクチンとなるため、未接種の方は、上野駅前婦人科クリニックまでお気軽にご相談ください。

このページの監修医師

上野駅前婦人科クリニック:杉浦由紀子院長(女医)のイメージ画像

上野駅前婦人科クリニック 院長 
杉浦由紀子

2011年東海大学医学部医学科卒業。日本産科婦人科学会専門医として、都立病院の産婦人科やレディースクリニックの経験を経て、2023年6月16日に上野駅前婦人科クリニックを新規開院。

目次

上野駅前婦人科クリニックの予防接種と料金

予防接種の種類 料金
シルガード9
(HPVワクチン9価)
29,800円/回(税込)
ガーダシル
(HPVワクチン4価)
19,800円/回(税込)
ムンプス(おたふくかぜ) 6,600円(税込)
麻疹 6,600円(税込)
風疹 6,600円(税込)
麻疹・風疹混合(MR) 11,000円(税込)

女性が受ける予防接種の中でも、子宮頸がんのリスクを低減するHPVワクチンは、2022年4月から厚生労働省より接種が勧奨されています。HPVワクチンをはじめ、定期接種で受けたことのない種類のワクチンがある場合は、当クリニックでの予防接種をご検討ください。

当クリニックは、台東区のワクチン接種協力医療機関です。対象となる方は、ご予約時にお申し出いただき、予診票をお持ちの上ご来院ください。

HPVワクチンとは

HPVワクチンとは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。

HPVは性交渉を介しての感染が多く、性交経験がある女性の50%以上が、生涯に一度は感染するといわれています。そしてHPVに感染すると、子宮頸がん・肛門がん・膣がんなどのがん、性感染症の尖圭コンジローマなど、多くの病気を発症する恐れがあるのです。

国内で受けられるHPVワクチンは3種類(2価、4価、9価)あり、当クリニックでは4価のガーダシルと9価のシルガード9、2種類のHPVワクチン接種を行っております。

HPVワクチン 予防効果 対応HPV
ガーダシル
(HPVワクチン
4価)
4種のHPV感染を防ぐ。

低リスク型

6型・11型

高リスク型

16型・18型

シルガード9
(HPVワクチン
9価)
9種のHPV感染を防ぐ。

低リスク型

6型・11型

高リスク型

16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型

HPVは、大きく「低リスク型HPV」と「高リスク型HPV」の2種類に分かれます。低リスク型のHPVは、性器にイボ状の病変が現れる尖圭コンジローマの原因となります

がんの原因となるのが、高リスク型のHPVです。子宮頸がんの95%以上が高リスク型HPVによるもので、そのほかに外陰がん、膀胱がん、咽頭がんなどの原因となることもわかっています。

ガーダシル(HPVワクチン4価)

ガーダシル(HPVワクチン4価)は、2種類の高リスク型HPV(16型・18型)と、2種類の低リスク型HPV(6型・11型)、計4種類のHPVを予防するワクチンです。

ガーダシルは現在、小学6年生から高校1年生までの女性を対象とする定期接種のワクチンとなっています。公費負担となるため、該当する方は無料でワクチンを接種できます。

シルガード9(HPVワクチン9価)

シルガード9(HPVワクチン9価)は、7種類の高リスク型HPV(16・18・31・33・45・52・58型)と、2種類の低リスク型HPV(6型・11型)、計9種類のHPVを予防するワクチンです。

接種することで子宮頸がんと前がん病変、さらに尖圭コンジローマの予防に役立ちます。ガーダシルよりも対応するHPV型の数が多く、90%以上の子宮頸がん予防効果が期待できる点が、シルガード9の大きな特徴です。

シルガード9は110以上の国と地域で公費助成のもと接種が実施され、子宮頸がんワクチンとして一般的になっています。しかし日本では2023年2月現在、定期接種の対象外となっており、希望する方は任意の接種となります。

HPVワクチンを受けるタイミングは?

HPVは性交渉によって感染することが多いため、性行為を経験する前の接種がもっとも有効です。そのため、小学6年生から高校1年生までの女性は、無償で受けられる定期接種の対象となっています。

もちろん性行為の経験がある方にも、HPVワクチン接種は子宮頸がんの予防に効果的です。定期接種の時期を過ぎた方でも、HPVワクチンを接種すれば、新たなHPV感染を予防できるからです。

ただし、すでに何らかのHPVに感染している場合は、ワクチンを接種しても、感染したHPVを排除することはできません。そのためHPVワクチン接種と一緒に、子宮頸がん検査を受けることが推奨されています。

当クリニックでは、婦人科検診にて子宮頸がん検査を行っています。HPVワクチンの接種をご検討の方は、子宮頸がん検査を受けることも強くおすすめいたします。

子宮頸がんワクチンの安全性や副作用(副反応)は?

日本では2013年6月から、HPVワクチンの安全性に関する懸念が出てきたため、接種勧奨(ワクチン接種券の送付等)の差し控えが9年ほど続いていました。しかし、その後の継続調査で、HPVワクチンの効果と安全性を確認。2022年4月からはHPVワクチンの接種勧奨が再開され、2023年現在もHPVワクチンの接種が推奨されています。

HPVワクチン接種で現れる可能性がある副反応は、以下のものが挙げられます。

軽度な副反応
  • 1.注射部位の痛み・腫れ
  • 2.注射の痛みや不安による失神(迷走神経反射)
重篤な副反応
  • 1.過敏症反応(アナフィラキシー、気管支けいれん、じんましん等)
  • 2.ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病
  • 3.急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

軽度な副反応は、HPVワクチンを接種した約8割の方に現れるといわれています。一方で重篤な副反応については、有意な統計データとして集計できないくらいに、発生数そのものが少ない状況です。

国内では全身の痛み、歩行困難、睡眠障害、記憶障害といった副反応の報告例も挙げられていますが、これは「ワクチンが直接の原因ではないストレス反応」の可能性が考えられています。日本産婦人科学会でも、「予防接種ストレス関連反応」について言及しています。

WHOは近年、予防接種ストレス関連反応(Immunization Stress-Related Response: ISRR)という概念を発表しています。ワクチンの種類には関係なく、接種前・接種時・接種直後の急性ストレス反応としてソワソワ感、不安感、呼吸困難感・過換気、心拍数増加、血管迷走神経反射として浮動性めまいや失神などを呈する状態と定義しています。さらに接種後時間をおいて、解離性神経症状的反応と言われる、脱力、麻痺、異常な動き、四肢の不自然な姿勢、不規則な歩行、言語障害や、明らかな神経学的根拠のない非てんかん発作を含む症状がみられることがあるとしています。

引用元:日本産科婦人科学会‖子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために

HPVワクチンの副反応についてご不安な方は、ぜひ一度当クリニックまでご相談ください。

HPVワクチン接種は、推奨されているとはいえ、決して「強制」や「義務」ではありません。そのため当クリニックでは、効果や安全性についてご本人が納得したうえで、HPVワクチンを接種することが大切だと考えています。

「子宮頸がんの予防はしたいけど、副反応も怖い」と少しでも不安に感じている方は、いつでもお気軽にご相談ください。

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診療時間 10:00~19:00
※最終受付 初診18:00 再診18:10
※4月以降:土日祝9:00-18:00(最終受付 初診17:00 再診17:10)

麻疹・風疹の予防接種

空気感染・飛沫感染する麻疹(はしか)と風疹は、妊娠中に感染すると母子感染や早産、流産などを引き起こす可能性がある病気です。そのため、女性の予防接種が推奨されています。

麻疹に感染すると、妊婦が脳炎を発症するなど重篤化しやすく、早産や流産のリスクも高まります。また抗体のない母親から生まれた新生児が麻疹になると、重症化する恐れがあります。

風疹は、妊娠中に感染すると母子感染し、胎児が「先天性風疹症候群(心奇形、眼の異常、聴力障害)」「新生児風疹(出血傾向、骨の発達障害、肝・脾腫、精神発達遅延、脳性麻痺、骨髄炎などの症状)」を引き起こす恐れがあります。

当クリニックでは、麻疹と風疹のワクチン、および麻疹と風疹両方を予防する混合ワクチン(MR)の接種が受けられます。

なお、麻疹と風疹のワクチンは、妊娠中の接種ができない生ワクチンです。さらにワクチン接種から2カ月間も、妊娠を避ける必要があります。そのためワクチン未接種で、結婚や出産を検討されている方は、まず「ブライダルチェック」で抗体検査を受けることをおすすめいたします。

ムンプス(おたふくかぜ)の予防接種

ムンプス(おたふくかぜ・流行性耳下腺炎)も、妊婦が妊娠初期に感染すると流産の確率が高まるため、女性の予防接種が推奨されています。

飛沫感染・接触感染するムンプスは、幼稚園から小学校低学年頃の子どもに多い病気で、一度かかったことがあれば生涯の免疫が獲得できます。そのため予防接種はムンプスに感染したことがない人が対象となります。接種後の副作用として、耳下腺炎・発熱・精巣炎など、おたふくかぜと似た症状を起こす場合があります。

またムンプスのワクチンは、妊娠中は接種できず、接種後も2カ月間は妊娠を避ける必要があります。もし妊娠・出産をご検討の方が、ムンプスワクチン接種をご希望であれば、「ブライダルチェック」で妊娠前の抗体検査をご検討ください。

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予防接種のよくあるご質問

HPVワクチンは保険適用されますか?
A.HPVワクチンに限らず、予防接種に保険は適用されません。しかしHPVワクチンは、定期接種の対象の方であれば、無料(公費)で接種することができます。
予防接種で副反応は出ますか?
A.予防接種の種類、受ける方の体調・体質などにもよりますが、注射部位に痛みや腫れが出たり、発熱したりする可能性があります。ただ、副反応が出た場合でも、2~3日ほどで回復するケースがほとんどです。
予防接種後に運動や入浴しても大丈夫ですか?
A.予防接種後に、息が上がるような激しい運動はお控えください。普段通りの日常生活や入浴は問題ありません。ただ、副反応が出ている場合は安静にし、注射した部位を強くこするような行為も避けましょう。
発熱していても予防接種を受けることはできますか?
A.明らかな発熱(37.5℃以上)のある方は、予防接種をお控えください。また重い急性疾患のある方、過去に予防接種でアナフィラキシーショックを起こしたある方なども、予防接種を受けられない可能性があります。少しでも不安のある方は、予診時にご相談ください。

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お知らせ

  • 2024/4/18

    臨時休診は4月12日・4月29日・4月25日・5月11日です。

  • 2023/8/16

    避妊パッチ・避妊注射の取扱いを始めました。豊富な避妊方法をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

  • 2023/7/12

    避妊インプラントと、中絶手術の予約を開始しました。